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 首都ベイルートでは、内戦後初の商店街のお祭りがハムラ通りで行われる予定だった。ホントは先週だったのだが、雨で一週延期。街はその準備で盛り上がっている。ロックコンサートにファッションショー、マラソン大会まで開かれる。しかしアラブの掟通り、予定の時間をおおいにオーバー。おかげでほとんど見学出来なかった。
 内戦時の激戦区
グリーンライン上にある国立博物館。破壊が激しく、内部はまだ見学出来なかった。いつの日か戦火がおさまることを願い、ショーケースごとコンクリで固めたりして、地下に隠していたそうだ。十数年も戦闘が続くなか「よく信じられたなあ」と、胸が熱くなった。いや、何かを信じてでもいなければ、生きていく希望すら失ってしまうのかもしれない。
 銃撃だけでなく爆撃で瓦礫と化した市街。殉教した若者の写真が何枚も貼られている。殆ど崩れ落ちた
穴ぼこだらけのアパートにも、住んでいる家族がある。子供達もいる。内戦中に子供時代を過ごさざるを得なかった多くの人々の分も幸せになってねと、祈らずにはいられない光景だった。
 夕食で行った日本食レストラン「TOKYO」。以前読んだ写真集の解説で、ここの御主人の苦労を知った。でも、実際に会ってみるといいお顔をしていてね。そこで聞かせて頂いた言葉の数々。『戦友みたいなものですよ』(日本人が皆避難してしまって、女2人だけが最後に残されたことを指して)『レバノンはシリアの中庭みたいなものですから』
 こういう人を私はスゴイと思います。

 干上がった河ドッグリバー。今や駐車場となっている川沿いの道から記念碑群が始まる。古いものはアッシリアやアケメネス朝ペルシャ。新しいものでナポレオン三世の碑が見られる。思っていたより数が多いが、保存状態は「?」。お願いです。ちゃんと管理して下さい!
 なにせここは世界史の十字路と呼ばれた場所だけあって、ちょっと掘れば
遺跡が出てくる出てくる。都市の再開発もつい滞りがちになるそうです。

 ロープウェーと
ケーブルカーに乗り15分程の行程でハリッサの展望台へ。マロン派キリスト教の教会がある。ベイルート市街を一望出来る絶好のロケーション。

グリーンライン
穴ぼこだらけのアパート
ケーブルカー

 先週末ギリシャに大洪水を引き起こした特大低気圧&前線がトルコより南下中。そのため北部にあるトリポリのお空は曇り気味。1336年マムルーク時代タイランモスクを見学。内装の象眼細工にみとれていた。この町の市場スークはかなり大きい。通りでは、茹でトウモロコシなんかを売っていて楽しかった!
 ちょっと離れたライオンの城の側には、骨状の汽車が…。ナゼ?

 ベイルートの北東、標高1900mまで昇って
レバノン杉の森を見に行く。出発した頃は気温が30度を越えていたけれど、ここではほぼ20度。森というより林の規模だけど、空気が違う!まさに森林浴をしている気分。樹齢5、6000年という杉に出会った時には、一緒に写真を撮りたくなった。歴史の生き証杉だよね〜。今迄色んなモノを見てきたんだろうなあ。
 レバノン杉は香木と言っていい程香りが良く、それにつられて花粉症のクセに種を買ってしまいました。まだ植えてませんが…。

 真っ暗で霧まで出ている山道を走って、イスラム教ドルーズ派の本拠地だったシューフへ。ここの
ホテルはお城を改造しただけあってすっごくイイ!(到着時の従業員のサービスと、夕食はいつになくペケでしたが…)部屋は広いし内装も凝っていて、当時の雰囲気にじっくり浸れます。一度位はこーゆーホテルに泊まってみたかったんだあ♪昼間より夜の方がきれいに感じたのですが、これって照明のせいかな?
 翌日は、山道を下って月の僧院へ。ここの噴水から出ている水は名水らしく、汲みに来る人が絶えません。
 自分で城を作ってしまったムーサさん。同じく
手作りのからくり人形がかわいらしい〜(^o^) 息子さんまで一緒にお土産を売っていました。音楽付の休憩タイム。楽しめました!
 外見はシンプルだったベイト・エッディーン宮殿ですが、中身は濃〜い!衣装の展示が充実していた民俗博物館有り。実は写真撮影禁止だったけど、監視のおいちゃんにワイロを渡せば撮らせてくれます。(^ ^;)
 奥のハーレム、庭や壁にはモザイクがいっぱいあって嬉しかったなあ。

バスはさらにシリア方面へ。
べカー高原が見えてきました!

からくり人形1
からくり人形2
からくり人形3

レバノン料理
最初にいきなり生野菜の山。これを各自がちぎったりして食べるのだ。幸い第二次出発のツアーだった為
添乗員さんがドレッシングを用意してあった。 煮込んだり、揚げたりといった丁寧な作りの料理が多く
て嬉しい♪何よりお気に入りだったのが麦(?)のツプツプが心地よいレバノンサラダ。ひき肉などを中
につめて揚げたレバノンドーナツ(←勝手に命名) 食材が豊富なせいか、見た目にも豪華で楽しめる食
事でした。場所柄魚も採れますし、ワインも美味しいです。 但し…ロゼがいいかも。。。激マズのも赤
白2度程経験済。

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 改装日:2004/07/04
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