> 林檎通信 >> 1992.05 シリア旅行記 | |
アレッポ | |
シリア北部の町。トルコと近いため、雰囲気もちょっと似ている。ここのスーク(市場)でお気に入りのオリーブオイル石鹸を買った。(一辺10センチ以上 50〜60円) 町で有名なのが、どこにいても目につくアレッポの城塞。[右上] これは12世紀に建てられたもの。内部にはモスクを始め、様々な建物が造られていて、まるで小さな町があるみたい。 入口近くには、アイユーブ朝の創始者・サラディンの息子アジーズのマークや泣きライオン・笑いライオンがあった。 博物館[右中]では、特別に許可が出て写真撮影が出来た。入口にあるテル・ハラフ出土のライオンと守護僧侶(紀元前9世紀)。展示の中心は、マリ、ウガリト、エブラ出土の品々である。 所蔵品のレベルの高さに驚かされ、ひたすら撮影にいそしむのであった。。。 この町のウマイヤモスクも重厚な趣きで好きだなぁ〜♪ | 夜景 |
ハマ | |
周囲の人々との比較から、その大きさが分かっていただけるかな? この町の代名詞になっている大水車です。他にも数台見かけました。動いている時間に運良く遭遇。回っているだけなんだけどね、間近で見たので迫力ありました! |
エブラ | |
古代エブラ王国の都の遺跡。ここからは、楔形文字の粘土板が大量に出土したという。 遺跡までの道のりには、トルコのハランのような上-円錐、下-立方体の家が建っていた。 |
ルサファ |
ローマ・ビザンティン時代の遺跡。めちゃくちゃ広くて、地平線にそって壁や建物が見えていた。教会跡などには柱がよく残っている。 |
ラッカ |
逆にこちらはとっても狭い。修復したからか?レンガの壁が印象的だった。 |
マリ (テル・ハリーリ) | |
ユーフラテス河沿いにある遺跡。日射しの強い日だったけど、宮殿跡はとても涼しい!風の通りがいいのだそうだ。他にも神殿、住居跡などが見られる。 風化を防ぐため、左の写真の様に屋根がかけられているところも。。。 |
ドゥラ・エウロポス |
すぐ裏がユーフラテス河。城塞がでーんと広がっている。大理石のかけらがたくさん落ちていて、石英が多いらしくキラキラしてた。 シナゴーグ(ユダヤ教会) アゴラ パルミラ門 勝利の門 |
パルミラ | |
観光客が多いので、ちょっと荒んだ雰囲気。遺跡ではバクシーシ攻撃されます。 エフカの泉 アラブの城塞 17世紀 墓場の谷の塔墳墓群 ヤムリコ塔形墓 イアルハイの墓 三兄弟の墓 お墓の中には、壁画や肖像彫刻、死者の饗宴図などがある。 ベルの聖域 天使?ニケ?のレリーフ[右上] 葡萄やイチジクなど、豊かなオアシス都市が想像される。また、神殿には太陽神と月神が祀られている。天井には黄道12星座のレリーフあり。 博物館には遺跡で発見されたミイラが2体置いてある。 | 当時の隊商の姿が彫られている |
クラック・デ・シュバリエ | |
13世紀半ば〜14世紀半ば。十字軍時代の城塞である。ガスが出ていなければ地中海が拝める、絶好のロケーション。 ここにいる燕は、メッカとここを往復しているんだって。だから「ハッジ」燕。 (^ ^;) |
マルーラ | |
キリストが話したと言われる古代のアラム語を今でも使っている。セルジュ教会のハウスメイド極甘赤ワインあり。 マルタクラ教会 |
ダマスクス | |
考古学博物館[左上] 入口はカルス・アル・ヘイルの門。(パルミラ近郊の都市)ウマイヤ朝時代の作品である。展示品のレベルの高さに、クラクラしつつも食い入る様に鑑賞していた。 売店には、フェニキア文字の粘土板のレプリカが1000円位で売っている。モロシュミ… ヒジャーズ鉄道駅[左中上] ウマイヤモスク ヨハネの墓があるという。中近東最古のモスク。 アゼムパレス サラディンの廟 内部には彼の棺がある。[左中下] シャルキ門 聖アナニアス教会 パウロが隠れたとされる洞窟あり。 スーク(市場)の入口の1つ[左下] ローマ時代の建物をそのまま利用してるぅ〜触りたいぃ〜 by遺跡オタクの叫び カシオン山 ダマスクスがぐるっと見渡せます。いい眺めです♪ |
ボスラ | |
ヨルダンとの国境に近い南シリアにある遺跡。住宅街の中にある黒い町である。というのも、右の写真の様に黒い石で建物が構成されているからだ。 預言者ムハンマドが泊まったとされる、蛇のレリーフ付の教会や、貯水地、劇場、城塞などが残っている。 |
作成日:2001/03/03 改装日:2004/07/11 Copyright(c)1997-2016 CAYHANE ELMA All right reserved. This website is written in Japanese(Shift_JIS). |